黄金の都市・トンブクトゥへ。
ドライバーは、マンディくん。目がきらきらした男の子。
日産のパトロールという車で登場した。

BGMは、ボブマーリィと、Tiken Jah Fakory!
めっちゃいい感じ!

もちろん、おっちゃんはノリノリで、ゆさゆさ!
道中、朝食を食べた。
マリでの初屋台!うれしい!
珈琲とパンを頼むがめっちゃパサパサ。

マリのじいさんが肉煮込みを食べていて、うまそーなだな、
とおもっていたら、おっちゃんがかってくれた。
うまい!!!
ここで、大韓航空の機内食でパクってきたコチュジャンを
つけてたべる。
これまたウマい!
マリのおじいにも、コチュジャンをあげた。うまいという。
よかった!
お腹もふくれたので、また目的地に向かってレッツゴー。


しかし、それにしても道がわるい。
幹線道路なのにでこぼこ道で、車がイカれしてまうのも
わかるなあ。

マンディもそれはよくわかっていて、幹線道路の横を
ちゃんとはしっている。うまいなあ。
途中、ヤラれた車をみかける。計5台。おそるべし!マリ道路!
聞いた話によると、この道があまりにもひどいので
ミッテラン大統領夫人が多額の寄付をしたんだそうだ。

だが、やっぱり汚職によって使われてしまい
道にはまったくお金が廻ってこなかったんだそうだ。
ひどい話やでーーー。

ちなみに7時にモプティを出発して
ニジェール川の船渡しにきたのが1時ぐらい。
ここで渡し舟をまつ。
1時間。 この国ってすごいなあ・・・
(いらいらしても仕方がないんだろうなあ・・・)

で。渡し船には、すごくかっこいいトアレグ族の兄さまたちがいた。
モデルのようで、また目はするどくて
遊牧族のトアレグの特徴がよくわかった。
人種がまるで、ちがうようだ。
そしてトンブクトゥはトレアグ族の街だった。
トンブクトゥの周りには
緑があり。人間は緑のあるところに都をつくろうのかな、と感じたのだけれど
実際、トンブクトゥにはいると
すっごく埃っぽかった。

砂漠がちかいせいか、砂が町をまっているのだ。

世界遺産の街でもある、イスラム世界のオアシスだった
トンブクトゥには、3つのモスクが残っている。
日干し煉瓦と木で作られたモスクで、14世紀から15世紀にかけては
礼拝所として使われ、またその後イスラム学者の拠点にもなったそうだ。

昔は交易都市だったトンブクトゥも、その交易箇所が海岸沿いに移ったこと、
そしてサハラ沙漠が近いことで砂によるモスクの侵食が激しいこと、
そしてマリ国内での武力衝突が激しくこの近辺で行われていることから
危機遺産リストに入っているそう。
これは2006年に訪れた私でも感じたこと。
部族が変わったのがはっきりとわかったし、空気感がピリッとしていたんですよね。
訪問して以後もマリの武力衝突は激しさを増すばかり。
あの時に出会った優しい皆さんが無事でありますように、と願うばかりです。

