トルクメニスタン

トルクメニスタンに入国

ウズベキスタンのヒヴァから
1時間ほどかけて国境ゲートへ。

おそらく、今思えば シャヴァト(shovot)という街から入ったのだと思う。
ヒヴァやウルゲンチ方面から入る時は多分、このルート。
検閲所(checkpoint)に入って、ダシャウス?に行ってガスクレーターへ。

ウズベキスタン出境の検閲ゲートにいき、検閲を受け
出国手続きを済ませて、出口へ。そしてみんなが集まって
バンで トルクメニスタンの入境ゲートへ。

また検閲所で色々と荷物検査をする。

私はすごく緊張していた。ここでは1円単位まで所持金を
申告してないといけない。
持ち込んだお金より多い金額が発覚すれば逮捕?罰金?になる。
(お金を稼いではいけない的な)

チェックはしていたものの、もし良からぬものが出て来たら
どうしよう。禁止品、持ってたっけかな・・と不安になる。

検閲感が私のポーチを取り上げてきく。

「これはなんだ????」

正露丸のポーチだった。

「えーっと。正露丸と言いまして、腹下しにきく薬です」というと

👮「本当か?違うんじゃないか???」と
ものすごく意味深な顔をして見てくる。

いや、マジですって・・・

すると検閲官が正露丸袋をおもむろに
「スゥうううううう」 と嗅いだ。

麻薬捜査官のようにかいだ。

「ゲホ!!!!ゲホゲホゲホ!!!!!!」

とむせるや否や

えらい剣幕でみんなを呼ぶ。

待て待て待て!!!!正露丸で私は捕まるのか???
待ってくれよ、下痢止めだってば!

斯くなる上はどうやって証明すればいいものか。
と思ってたら

「お前、これ嗅いでみろよー!!!!」
「うわ、クッセー!!!」
「俺にもやらせろよ。わ!クッセー!!!!」

的に、みんなで正露丸を回してる・・・・

むしろ楽しそうだ・・・なんなら中学生かよ。(ヨカッタ)

「あー、コホン。行ってよし!」と言われる。

よ。よかったああああ!!!!!

歩きながら国境ゲートの検問所を出る。
塀の外にドライバーが待っている。

愛想のない、本当に無機質な建物にペルディムハメドフ大統領の
肖像画が飾っている。

なんかこういうの、あるなあ。ちょっと怖いな。

長丁場でトイレに行こうとしたら 外にあるトイレに行け!
と言われて入ったものの 長い人生の中で1、2を争う
汚いトイレだったので一気にする気が失せた。
早くドライバーに出会って、どこかに連れて行ってもらおう。

トルクメニスタンのイケメンドライバー現る

塀の外で待っていたのは 今回のガイド&ドライバーである
Ishanさん。めっちゃイケメンやん!嬉しい!

安心の四駆に乗って、地獄の門に向かいます!


ちょっと無機質な街が見えます。
人が全然、いないんですけどもー

道がガタガタするし、すごい蛇行をしているのでなぜかな?
と思ったら舗装されているはずのアスファルトがボコボコで
車を傷つけないために蛇行するのだとか。大変だ。

どんどん進んで行きますー。相変わらずガタガタ!



途中、名所に立ち寄ってくれました。

ああ、修復されなければウズベキスタンだってこんな感じだったのかもしれない。


ランチは名物ミートパイ!

ガイドさんが「ここでランチを食べよう!」
と、まるで店の外観を全てソーラーパネルにしたような店に連れてきてくれた。

なんやねん。めっちゃ眩しぃ。

すごく愛想のない外観。
看板もないけど みんななぜ知ってるんだー???


このお店の名物、ミートパイ!


結構なボリュームで肉が入っています。
これ、羊も入ってる気がするな・・・

「僕は2個食べるー」と、結構大きなパイを2つも
ガイドさんは食べてました。


どんどん、どんどん、砂漠を進んでいくと

「あれだよ!」と。

み、見えない。。。。

あ。。。

あった!!!!

まだ日があるせいか、雰囲気が違う。
なんかしょぼい・・・あれ???

ちなみにこのガスクレーター、自然にできたものではない。
1971年に起きた落盤事故によって現れたクレーターなのだそうです。

当時多量の天然ガスが出てきていて、やもえず(制御するために)
火をつけたものが 50年経った今も燃え続けているのだそうです。

ただ、最近になってちょっとづつガスの出る量が少なくなってきているそう。

なんか・・・あれ?しょぼくない????

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「ここでキャンプだから。ご飯を食べよう」とガイドさん。

今更気がつきましたが、ここで野営ですか?(笑)
聞いてないけどw

まあ、そりゃそうか。

アレヨアレヨという間にガイドさんがご飯を作ってくれる。
ありがとお!



バーベキュ!


美味しい! が お酒を買っておくんだった・・・
しまった・・・
ジュースをたんまり買ってくれているが

私は甘い飲み物は飲まないのだ・・・・(デブだけど)


午後5時の時点で43度。まじ暑いわ!
カラクム砂漠のど真ん中。

やっとこさ、やっとこさ、7時を過ぎて日が暮れて来て。


すごい綺麗じゃないですか?

地獄の門はというと・・


日が暮れて、ええ感じに地獄感が増してきました!

写真を撮りたくて近づくと、すごい熱波!
そりゃそうだ。巨大ガスコンロの近くにいるようなもんです。
穴の幅は70m. 深さ30m.

来る前は「ここを覗き込んで死ぬ人いるんじゃない?」と
思ってたのですが

熱風が熱すぎて そんなに近くに近寄れないのです。

あっつ! わしが焼けてしまう!!!
秘蔵の脂が解ければいいけど・・・


夜が深くなるにつれ、さらにいい感じになって来ました!

夜になると、何キロも離れたチャイハネから
車の轍とか、微かなこの光を頼りに歩いて来た
バックパッカーたちが到着。
(聞くと、チャイハネにちょっとお金を渡してバックパックを預けて
荷物を極力少なくして歩いて来るんですって。
地図も目印もないから、暗くなったら明かりを目指せ!
と言われるらしい)

中には日本人の女子も。強いなあ!!!
(私は砂漠の虫とかが怖いので それだけは無理だな
ちなみに後で知ったがサソリもいるらしい)


みんなギリギリのところまで行こうとするんだけど
熱風で近寄れないんですよ。

とても綺麗でした。

私はちょっと離れたところのテントで就寝。

起きたら またガイドさんがご飯を用意して暮れてました。


アリガトウゴザイマスー

で、帰りは国境近くの町によってもらって
マーケットを見せてもらいました。

トルクメニスタンの人たちがどんな感じなのか見てみたい。
だって今はガイドさんしか知らんし。あとは国境警備員。

野菜マーケットはウズベキスタンのように豊富ではなかった
けれど、何かを制限されているような重苦しさはなく
案外普通だった。


靴屋のお姉ちゃんは オシャレさんでとても可愛い!


ご機嫌さん! 女子はやっぱり愛嬌大事!


私も一緒に記念撮影してもらいました。ありがとうございます!

トルクメニスタン、とても楽しかったー!
プライベートガイドとビザはくそ高かったけど
いろんな面で仕方なし! ガイドさんもありがとうございました!

 

ABOUT ME
ねねやん
旅バカねねやんです。三度の飯も旅も好き。大学時代からバックパッカーデビューし、何十年うろうろしています。新しい土地、文化、異なる言語や習慣の人々に出会うのが大好き。生来の忘れん坊で、旅行に行った後に記憶を80%ほど無くしますw 都合のいい健忘症を発症してしまうため老後の楽しみ用、自分の忘れんぼ用、そして誰かの参考になったらいいなぐらいに書いています。炭水化物と甘いものがすき