中国

中国貴州⑤/ミャオ族の西江千戸苗寨

私たちは次の目的地”西江千戸苗寨”に向かいます。こちらはミャオ族最大の集落と言われているそうで小高い山に位置しています。

昨日までの村からいうと この辺です。


と、これは直線で書いていますが、経路はなかなかでした。

バスで 肇興-従江 (15分)


高鉄で 従江駅-貴陽北駅 (90分)-凱里南 (40分)963円
(また貴陽に戻るんかい!って感じですが、そうなのですw)


(駅でいただいた昼ごはん。まさしく究極のぶっ込みランチ)

バスで 凱里南-西江千戸苗寨 (60分) 16元

め、めんどくさ・・・・ それにコレはバディのリーちゃんがいてくれているからどうにかなったものの、自分だけだったらかなり厳しい。

さて、今回の旅のOne of メインイベントのこの西江千戸苗寨。

到着するなりまたもや 入村料100元を払うのだけれど ついた途端、前日のトン族の村とは比べ物にならないほど観光客がわんさか。
大型バスもバンバン、乗り付けます。

入場料90元1530円

そして、同じように村の女性たちが着飾って出迎えてくれます。そして、祝い酒の振る舞いが….
やったー!!!と駆け寄ると


This is 無表情!

全く NO smileのまま、踊り、酒を注ぐ。

ウォイー!笑っておくれ。愛想笑いはあなたの辞書にはないかい?

ちなみにこの角のお猪口で振舞ってくれます。

フロントラインの若いおねえさんたちも無愛想だけど
バックダンサーの古ギャルたちもこれまた無愛想・・・
た、頼むからもうちょっとだけ….ww

photo by りーさん

おばあちゃんたちは ぬぅ〜ぬぅ〜と揺れております。
魂が抜けています。

わかります。わかりますよ。365日、これをルーティーンで回しているのですものね。
(でももうちょっとだけ頑張って!)

ただ、「写真撮らせてくださいー」とニッコリマークすると

おおお、やはり美しいー。あかん。これがMっけの素質というものか。ツンデレに弱いのはダメね。(そして、お酒美味しくいただきました)

川を望む小高い山に位置するこの村。
木造の高床式の吊脚楼の大集落が連なるようにぎっしりと
並んでいます。古い町並みと山々。
いい感じに年を経た木の色がとてもいい味を出しています。

と、同時に 街はとても整備されていて映画のセットのようにも見えます。

前の村が素朴だったので
余計観光地化しているように見えてしまうのが残念。
こっちが最初だったら、感慨深かったと思う。
順番を間違えましたね。。。


ここにもお腹おじさんが。これはデフォルト。


この街は、自分たちのウリをよくわかっていて景観を生かしたカフェが
いたるところにあります。

それに引っかかった私たち。ちょっとお高めだけど
この風景を見ながらお茶を飲めるならいいのです。

ちなみに西江は金銀細工がとても有名らしく
民族衣裳も豪華絢爛!!!かわゆい!


前の村しかり、ですが、貸衣装屋さんがあって、民族衣装を着て写真を撮ることができます。


私もやってみました(知らん人たちと一緒にw)


はい、すみません。調子に乗りましたww

それにしても素晴らしい刺繍です

 

さて。この日のホステルは
SEALS hostel.というところへ。1泊2000円という安さに惹かれて行ったのですが
(ここは観光地なので結構どこも高いので安さが際立っていた)


ここは雰囲気がいいのですが年配の人や体力に自信のない人, 荷物がスーツケースでクソ重い人はやめておいたほうがいいです。


(私がゼーハーしていて、りーちゃんが待ってくれている図)

何故ならばすごい急斜面の石畳を「登って」行かねばいけません。
どこぞの国のようにポーターもいません。
気合が必要です。

もう、もう、あかん・・・・と3回くらい思った頃に着きました。
遠いわっ!

Seals Hostelのお部屋

Seals Hostelのリビングルーム。

リビングはいい景色だったのですが
またご飯を食べに行く時にあの距離を戻って、また登って来るのかと思うとゾッとしてきたので近くのオススメのご飯屋さんで食事をすることになりました。



「候家庄」さん。

こちらのお店(というか西江地区の)の名物料理は「酸湯魚」
らしいのですが川魚がちょっとお互い苦手な私たちは肉バージョンを。
「白酸酸湯牛肉」118元2000円.

本来は発酵トマトを使ったスープを使うそうなんだけど
なんとなく色が怖くて違うスープを頼んでしまった(ちなみに
発酵トマトを使ったスープはめちゃ貴州の有名料理だったしい。しくった!)


ちょっと肉かたし・・・・


蘸水(つけダレ)につけていただきます。
ちなみに何かを食べている時に、、、あれ?なんか子供の頃の記憶が
蘇ってくる記憶が・・・・
なんだろう・・と思ったら

ドクダミでした。

なんと魚醒草(ドクダミの地下茎)をこの辺りでは料理に使うそう。

小学校の頃、鼻炎か蓄膿か?どっちだ?わからない、みたいな時期があり
ドクダミが鼻にいい、と母にドクダミを鼻に突っ込まれていたので
ある意味恐怖の匂いなのですが なんだか今回は美味しく感じました。

豆豉土鸡蛋 28元470円

黒豆に塩や麹、酵母などを加え発酵させて作る中華調味料。
これ、美味しい!

散々食べたあと、お腹を空かせるためにちょっと山を下って
川まで散歩に行きました。

ちなみに手先が器用なこの村の人たちはアクセサリーを作って観光客に売っています。
それがとても可愛い♪



(むっちむちの肉が辛いのが私ですね)

お土産用におばちゃんから結構、購入しました。

自分の家の軒先に店を並べるおばちゃん達。
「2008年くらいに開発されて裕福になった。昔はボロボロの服しかきれん買ったけど
こうやって自分たちで作ったものを売れるんだから。ちゃんと家族の生活が成り立って来たから、嬉しいことやねん」と、いう。そりゃそうだよ。

観光客にとっていいことが現地の人にいいわけでもない。
そうなんだよね。。。


夜、日が落ちて、明かりが灯る。
一層、幽玄な雰囲気です。

ああ、20年前に来たかったな。

それにしても
散歩するのが楽しい街。

食べ歩きもできるようになっています。

こんなえげつない色のもち米も売っています。

これは ミャオ族、トン族の年に一度のお祭り「姉妹飯節」に由来するもので
そのお祭りは「自分たちの村に男性に婿に来てもらおう」と色とりどりの
もち米でもてなすものなんだそうです。

男性はそのお祭りで気に入った女性がいれば、その女性にもち米をもらいに行き
女性はそのもち米と包みもの?を男性に渡して自分の意思を伝えるんだそうです。
(包みものの中がお箸etcは「結婚する意思あり」で、
ニンニクや唐辛子は「交際する気なし」だそうです。切ないわ・・)

娘さんがそんなに着飾って色めき立っているお祭り、一度でいいから見たいな。。。。
めっちゃ可愛いんやろうなー


この竹筒が気になり、購入しました。


おおお、中におこわが!


“苗家筒饭”  これ、昔ながらのお弁当なんだそうですヨ。



こちらは 苗家粃粑(杵つき団子). ごま味と、きな粉?味がありました。同じだ・・・・
(ちなみにお餅はお祝いの食事だそうです)

このつきたてお餅が美味しくて美味しくて!
お餅ってなんでこんなに世界共通美味しいんだろうか!

帰りのバス乗り場の近くにあるこちら、色々楽しいものが売っていて
楽しかったです!

あれ?なんかずっと食べている気がするなあ・・・

ABOUT ME
ねねやん
旅バカねねやんです。三度の飯も旅も好き。大学時代からバックパッカーデビューし、何十年うろうろしています。新しい土地、文化、異なる言語や習慣の人々に出会うのが大好き。生来の忘れん坊で、旅行に行った後に記憶を80%ほど無くしますw 都合のいい健忘症を発症してしまうため老後の楽しみ用、自分の忘れんぼ用、そして誰かの参考になったらいいなぐらいに書いています。炭水化物と甘いものがすき