シーラーズから次の目的地
ヤズドまでバスで移動しました。
ヤズドはちょうどイランの中央部に位置している
砂漠地帯にあります。
何区間か乗ったバスはまとめて現地の旅行代理店に
手配をお願いしました。
(シーラーズ→ヤズド、ヤズド→イスファハーン,
イスファハーン→タブリーズの3区間で日本円で12,000円くらい)
本当は自分たちで現地で手配できれば1区間もめちゃくちゃ
安いんだと思うのですが、時間がないので仕方がない。
バス会社はMihan Noor Ariya .
23:55分発で、朝の6時ぐらいについちゃった。
ところでイランの人々は本当に仕事をきっちりしてます。
バスは定刻に発車するし、バスターミナルもきれいなのです。
バスでは毎回、スナック菓子が渡され、水も飲み放題♩
私はスナック菓子をたべる習慣がないんだけども
ラマダンの非常食になるかもしれんからとっておきますw
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ヤズドの町はきれいに整備されていて、こじんまりとして
情緒があっていいです。
出会う旅人たちも「ヤズドいいよー」と聞いていました。
こじんまりとして居心地がいいのかもしれないなあと思います。
ヤズドのランドマークとも言えるモスク。
Jameh Mosque of Yazd
装飾が美しい。しかしだんだん見慣れて来たのも事実…
町はコンパクトにまとまっていていい感じ。
イラン?ヤズドの伝統お菓子
散歩をしていて賑わっているお店を見つけました
“Haj Khalifeh Ali Rahbar & Shoraka”
100年以上も前からあるヤズドの伝統のお菓子だそう。
個人商店が多いイランで珍しくお店お店しているお店です(←ボキャブラのなさよw)
お土産として購入しました♪
アバットガーデン/Dowlat Abad Garden
次に訪れたのがこちら。
世界遺産に登録されており風の塔バードキールという
自然に風の流れを循環させる
ナチュラル・エアコンシステムがあるんだとか。
建築をしている人なら「あー、なるほどー」とか
感動ポイントが多いんだろうなあ。
天井に穴が。この文様が素晴らしく美しい。
すごいんだろうなあ、と思いつつ
・ ・・ステンドグラスきれいなあ、で終わる。
思うに、観光も自分も知識量で感じることが違うよね。勉強大事。
それにしても こちらでも
うだるような暑さと、ラマダンにより飲食の
休憩場所がないことで体力が消耗していました。
甘い飲み物が好きではないのですが
どうしても喉が渇いてジュースを飲みたくなり
(アルコール摂取をしていないからでしょうか。
珍しく糖分のある飲み物が欲しくなるのです)
売店に行くと
「飲めるよ!飲んでいきなよ!」
といわれ、じゃあ2本ください!とゆってしまったのが運のツキ。
一瞬。
「あ、値段確認するの、忘れた。しまった」( ̄ω ̄;)
とおもいつつ、心の中で
ラマダンだから、少々の値段はゆるそう。
イートインじゃなくて、持ち帰りの売店やから
ファンタだし、日本じゃまあ、1本200円弱だけど
イランの物価を考えても、まあ、200円こえないでしょ。
(実際、他の売店では安かったし)
まあ、でもラマダンだし、
ここは一応 観光地だし(値段確認せずにOKしたからボラれる覚悟で)
、よし、ぼられるの覚悟で1本 400円までは妥協ポイントだ!
と思って「おいくらですかー」と聞くと。
「はい、1本500円です」といわれるwww
キターーー!!!!!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
「はあ???このジュースが???この250mlしかはいってない
ファンタが500円ってか?おかしくない?」
と、ゆってしまう。
売店「俺、栓ぬいたし」
私「500円のファンタなんてボリすぎだよ。いらない!」
売店「俺、栓ぬいた」
「どうにかしなさい。私はしらない!」
と、お互いキレバトル。
あくまでも「これはいつも500円なのです」とは言わず
「栓抜いた」とだけいう。
この正直なところが結構好きだけど。
ボラれるつもりで覚悟した私の
予想をかるく上回ったボリように (T▽T;)
まあ、先に値段を確認してない私が悪い。
わかっている。
けど、他のイラン人が優しいからさ。
ぼる人がいると、ちょっとギャップがきつい。
そして1本だけ500円で購入した。
お兄ちゃんはまたファンタの栓を
ガンガンと打ち付けて戻したww
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そうこうしているうちに
Zoroastrian Fire Temple(ゾロアスター教神殿)
にいこうという話になった。
イランにはゾロアスター教という
火を聖なるものとして信仰する土着の宗教があります。
その火をまつっているんだとか。
どうやっていこうか、とアバットガーデンの外にでて
道を確認していた。すると
車にのった家族が心配そうにこっちをみて
車でバックして来た。
「どこまでいくの??」
「え、ゾロアスター教寺院です」というと
「・・のっていきなさい」と…..
え?
あなたたちが今、向かっていた方向と
全く逆方向ですけど…….?私たち、タクシー捕まえますから
大丈夫ですよ。ご親切にありがとうございます、と
感謝し、大通りに向かおうとするも
「いいから、のっていきなさい」と。
イランの人は優しい。
お言葉に甘えて、乗せていただく。
横には可愛い娘さん。
超絶可愛い!🖤
ミホと、これってどうやってお礼したらいいんだろう。と話す。
もっているものので喜んでもらえそうなもの。。
日本のものはゲストハウスに置いてきちゃったよ・。。。
あ、これ、さっき買ったヤズドの老舗のお菓子渡そう!
ということになり、最後に
「ほんまにありがとうー。これよかったら食べてー」と渡すも
「いらないよー。そういうの、ほんといらない。
旅にきたからにはイランを楽しんで欲しいの。
アラーのご加護を。
イスラム教の神様は、みんながハッピーなことを望んでいるから。
じゃあね!楽しんでー!」
と笑ってさっていった。
なんて、なんていい人たち!
実際、そうなんだ。
この日記には書いてないけれど
最初からずーっと毎日、いい人にあっている。
道ゆく人がみんな親切なんだ。
「どこからきたの?大丈夫?」
町全体、いや、国全体がおせっかいと親切のかたまりみたいなもんで。
「なにがいいってイランがいい」
とバックパッカーが絶賛するのもうなずける話なんだ。
あるドイツ人の旅人は言っていた。
「俺が自転車で荒野を走ってたんだよ。そしたら
車が近づいてきてさ。やば、なんかされるんか?と思ったら
ウィーン、って窓が開いてさ。長い棒の先っぽに
袋が付いてて。『これ、食べてー!』って。
で、受け取ったら『じゃーねー!』って去っていったよ。
あれだな。俺はその時思ったんだよ。
『誰が一番親切にできるか選手権』を
イラン全土でやっているに違いない!」
その気持ちはとてもわかる。
この国でグレるとか非行とか、なさそうだ。
その前に町のおっちゃんたちがお節介にきて
めっちゃ面倒見そうだから。
イランの人は気にしているんだ。あのことを
道端で出会った二人。
「オハヨウゴザイマス!日本語シャベリマスカ?」ときた。
もちろんだ。日本語学科か?と思いきや
それからは全部英語だった。(なんでやねんw)
「日本の人はイランをISだとおもってマスか???
他の旅人もゆってました。すごく悲しいノデス。
イランの人、みんなとても親切デス。テロとかシマセン。
みんな誤解、悲シイ。
イスラムの教え、みんなに親切にするコトだから・・・」
と一生懸命、私たちに伝えようとする。
そうだよねえ。
そうだよねえ。
わかるよ。こんないい国、めったにないよ!
夜中歩いてても街灯が少なくても
安全って感じるもの!
「わかった、日本の人がイランの間違ったイメージをもたないように
頑張って伝えるから!」
と約束した。(そしてこのブログであるw)
めっちゃ喜んでくれた。
「ありがとう!じゃあ、気をつけてね。
ゴチソウサマデシター!」
と去っていった。。。
それは、サヨウナラ、なんやけどな。。。。。
ま、えっか。
ちなみにゾロアスター寺院でみたいものは
単なる「火」だった。
おわり。
沈黙の塔にもいった。
うん。
うん。
おわり。
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