どうしても東チベットに行きたかった頃のお話です。
2019年の梅雨。仕事の閑散期を見計らって
行ってきました3週間(どれだけ..)!
![](https://i0.wp.com/crazykyoko.com/wp-content/uploads/2020/04/丹巴-甘孜道中5.jpg?resize=500%2C375&ssl=1)
今って航空券が本当に安いんですよね。
なんと3週間で3万円強!これ税金込みなので
実際の航空運賃は2万円ほど。
ありがたいことこの上ないけど
どーなってんだ。おかしいだろw
![](https://i0.wp.com/crazykyoko.com/wp-content/uploads/2020/04/スクリーンショット-2020-04-05-19.20.35.png?resize=500%2C302&ssl=1)
私が東チベットに行きたいな。。と思ったのは
元はここに行きたかったからなのです。
「ラルンガルゴンパ」
![](https://i0.wp.com/crazykyoko.com/wp-content/uploads/2020/04/ラルンガルゴンパ-e1587384120408.jpg?resize=500%2C375&ssl=1)
実は1枚の写真を見てから、だったのですが
もうその写真がないのでとりあえずの
ググって見ました写真です。(興味ある方は
ぜひ!素晴らしい写真を皆さんあげてらっしゃいます)
ここは四川省西部にある僧侶の町。
かつては1万人ほどの僧侶が学んでいた佛学院があり
ます。
調べてみると2017年からは
外国人は立ち入り禁止になっているとのこと。
それでも猛者たちが訪れようとしているのが
ネットでも見受けられたのですが下手すると公安に
捕まるんだそうです。これ怖すぎるやろw
私は危険を冒してまでは行きたいくないので
(みたいところではあるけれど)
今なら「まだ」訪れることができるらしい
同じような尼さんの町「アチェンガルゴンパ」
に行こう!と決めました。
アチェンガルゴンパはこんな感じ(ググってみました)
そそられるー!行きたいー!
一度決めたらテコでも動かない私。
しかしいろんな物理的な障害が出てきました。。。
めっちゃ時間がかかる経路
調べていくと、この東チベットと呼ばれる
これからの場所(カム地方)なかなかの山の中なのですよ。
基本的に四川省の省都である成都(パンダで有名♪)
からバスで20時間ほどかけていく….
もしくは
地方空港に着陸し、バス移動、という2チョイス。
しかし、一番最寄りの
康定(カンディン)空港は海抜4290mにあり、
確実に酸素薄いやつ・・・・
ペルーで海抜3000mで高山病になった私は
確実に発症するパターンで絶対にやられるパターンw
危なすぎる….
SNSの力を駆使して、すでにこの地域に行った人
から話を聞くと「絶対無理するな」「やめろ」
「確実にバスで体を慣らして方がいい」とアドバイスが。
ので、海抜500mの成都から、ゆっくり
体をならしながらいくことにしました。
![](https://i0.wp.com/crazykyoko.com/wp-content/uploads/2020/04/東チベット地図-e1587387258418.jpg?resize=500%2C425&ssl=1)
すごくざっくりとした(適当な)地図ですが
黄色の星マークの成都から赤い町を巡る予定。
そしてもう1つの問題が。。。
加齢に伴う「さみしい病&心臓の◯◯w」
これですよ、これ。
「さみしい病」ですよw
昔は一人旅が大好きだったのですが
最近は年をとったのか
気楽な一人旅も未だに好きなのですが
(自分で時間も行く場所も決めれるし)
でも、同じくらい
一緒にご飯を食べたり、おもしろいことを
その場で面白いねえ!と
共有できる相手が欲しいなあと!
(私も年をとりましたw)
ただ。。。。
中国の中でも、とても行きにくい
東チベットに誰が一緒に行ってくれるんだろう。
一番休みが融通がきく、なおかつ乗ってくれそうな
友達に聞いてみたら
「え?興味ないww」の一言でスルーされ撃沈w
そのあとコンマ1秒くらいで
「あ、違う場所ならいくわ!◯◯どう?」と
違う場所をプレゼンされてしまった。
だよなあ。なんせバスで悪路を
何十時間も行く行程。自営ならともかく
リーマンはきつい。
ということで某旅行関係のサイトで
「東チベット行く人募集!」と投稿してみたのです。
(我ながら軽いw)
そしたら。。。あっさりオファーがきたのです
(さらに軽いww)
連絡してみたら ものっすごくさっぱりした女子。
(ハルカさん/仮名)
年下で、すごく感じがいいし、渡航時期もぴったり。
「行っちゃいますか?」
「行っちゃいましょう!」
電話で話すこともなく現地集合にしましょうかー
的な話になった。
さあ、航空券を取ろうか?
と、実際の段取りに入った時に
私はもう1つの障害を忘れていたのです。。
それは
「不整脈」
この頃私は「不整脈」に怯えていたのです。
(今は全くありません)
不整脈にもブームがあるのか
ちょうど、このころは テレビを見ていたら
「ドク!ドク!ドク!」と、たまに
出てきていました。
全く痛くも苦しくもないけど
なんとなくドクドクする感じ。
怖い怖い怖い。
<不整脈 + 標高高いチベット ?>
いやいや、
ちょっと怖いやろ。
そして、まさか全く見ず知らずの人と旅に行くのに
急に私が心筋梗塞とかで倒れたら
申し訳なさすぎる。
旅先で友達が倒れても怖いのに
あったばかりの人が倒れたら。。。
私なら嫌すぎる。
「ハルカさん… すみません、2週間だけ、
待ってもらえませんか?最近、不整脈があり
旅行に行ってご迷惑にならないかどうか検査してきます」
ハルカさんは快諾してくれたので
そそくさと地元の大病院に行ってみる。
不整脈が気になる旨を伝えて検査をして
キットのようなものを渡され、
何日か測ってみることに。
結果を見た先生は
『ふーん。これだけなってたら、
そりゃあ、気になるわなあ・・・・
ま、でも。。。。、大丈夫でしょ!」
大丈夫なんかい!
「先生ー。私、高度が高いところに行くんですがあ、
本当に大丈夫ですか?」
「はい!大丈夫!」
と、ぴしゃりと言われる。ガラガラ閉店並みに
大丈夫と言われた。ええのか。。。ええんだね?
やったー!!!!!東チベットー♪
と思ってハルカさんに報告をした。
「航空券、とりましょう!不整脈のチェック
大丈夫でしたー。問題ないらしいです。楽しみましょう!」
とルンルンでメールをする。
すると…びっくりする文面が返ってきたのです。
「良かったですね!
気になるのはわかります。
実は、私、元救命の看護師です。だから
不整脈の怖さはわかっているつもりです。
何事もなくて良かったです」
というような内容のメールが!
看護師!(゚д゚ノ)ノ ! 神業的なタイミング!
これは。。。神様が「行っておいで!」と
言ってくれているに違いない!
と勝手な確信に変わったのです。。。。
看護師さんなら、万が一 私が倒れても
びっくりすることはない。
そして万が一、死んだとしても
素人よりは絶対に動揺しないはず。
ちょっと、ホッとした・・・・
と、いうことで東チベット旅の始まり♪
激辛料理の四川は成都にまずは旅たちますー。
![](https://i0.wp.com/crazykyoko.com/wp-content/uploads/2020/04/成都food火鍋14.jpg?resize=500%2C375&ssl=1)